ねこうさぎ

チラシの裏で、やる気は常にマイナス方向。テンションは低めでお送りしております。

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アラタ

と言う事で、何が「と言う事で」かよくわかりませんが。
昨日のヤツの片割れです。

比べりゃ然程かっとんじゃいませんが、支離滅裂です。
読みにくさその他諸々は昨日と同程度ですけどね。

うさぎside1号室もの。
幼稚さは抜けません……あー。。。

いっそ全てを捨ててしまいたいと思った。

++両方ともこのくらいのつもりだった++


今日が本当に今日なのかと、思う事がある。
空に月が浮かび闇に支配される頃に、意識は深く深くに沈み消えていく。
そして、闇が光に殺される頃に、深くて何もない優しい混沌から引きずり出された意識は、残酷な覚醒へと放り出される。
その時、今日だったものは昨日になっていて、明日と言われるものが今日になっている・・・
でも、昨日と今日は何が違う?

腕に内にある、柔らかなウサギを見る。
巻かれた赤黒い染みの付いた細長い布、繕われた沢山の傷跡は、自分の放棄してきた痛み。
自分で持てなかった自分の痛みを持つウサギは、きっと自分自身で・・・
自らに刻まれた傷は、癒える事を忘れたのか、昨日と何も変らずに残っている。
 もうずっと・・・変っていない。
重い身体を動かし、天井を見上げる。
白い天井も、昨日とは変わらない。
部屋の中を見渡しても、昨日と変わらない。

暗くなれば眠り、明るくなれば目覚め、意識ある内の殆どはこの場所で横になっている。
それだけを繰り返し繰り返していると、如何しても同じ時間に捕らわれている錯覚に陥る。
そう・・・錯覚。
でも、ココで何もしていない日々を繰り返す事は、きっと・・・死んでいるのと大した違いもなく、死んでいるのならば、日々の変化だって見える訳はない・・・のかもしれない。
 ・・・今日は本当に今日になったのかな。
錯覚が振り払えない。
昨日の目覚めてから最初の寝返りは、どんなだったかな・・・
そんな些細な事は、同じ日を繰り返していても、その日の気まぐれで少しは違う行動をとるかもしれないし。
不規則の記号舞う外は、昨日とは何かが違って見えるだろうか・・・と、窓の外を見たくなって身体を起す。
ベッドの際に置いた手が、自分の重みで毛布と共に滑り落ち、そのまま自分も床の上に落ちて転がった。
イタミは忘れてしまって感じない。
昨日と変わらない天井は、変わらないのに少し遠い。
頭をそらして窓の外を見ると、昨日と変わらずに、白い物が飽きもせずに舞っている。
その舞い方・・・そんな違いなんて解かる訳がなかった。
自分には、見たものを狂わせずに記録する機能は備わっていない。
でも、昨日はベッドから落ちかなった・・・と言うか、混濁する誰のかも解からないような記憶と、曖昧に広がる自分の記憶の中にも、“ベッドから落ちた”という記憶は見つかりそうもない。
そもそも自分は畳に布団派だったし。
 ・・・そうだっけ?
もうひとつ、昨日と今日は違うんだと思える、珍しい事も見つかった。
なかなか素晴らしい音を立てて床に転がったから、隣りの部屋まで響いたのかも知れない。
その音が気になったのであろう心配性の彼が、隣りの部屋の扉を開ける音が聞えた。
あの部屋から出ているところを見た記憶は、あまりにも少ない。
そして今、この部屋の扉を開けようか、僅かに悩んでいるに違いない。
彼は自分からこの部屋に踏み入る事を、好んではいない様に思う。
何時だって見せる瞳は、何処か悲しげで・・・
その瞳を見るのは、とても淋しい。
誰よりも側に居るのに、部屋を分ける冷たい壁に遮られて、それがそのまま互いの距離のように感じる。
悲しい瞳を見たくない、もしも拒絶されたらと、言い訳をして部屋に閉じ篭っているのは自分で、独りで勝手に淋しがっている。

   もしも名前を読んだら、答えてくれるだろうか?
   もしも手を伸ばしたら、その手をとってくれるだろうか?

部屋の扉が開く音が空気を震わせ、それに続いて、自分の名前の形に空気が揺れた・・・気がする。
身体を起して扉の方を見ると、彼が心配そうな表情で立っている。ただ・・・落ちただけなのに。
何時までも床に転がっていてもしょうがないので、一緒に落ちた毛布とウサギを手にベッドに這い上がる。
床は冷たいし、硬いしで、寝心地は良くない。
柔らかいウサギをだいて、心地のよい毛布に包まるとなんだか安心する。
顔を上げて彼のほうを見ると、まだ扉の所に立っている。その頬が、濡れているように見えた。

 ・・・涙

泣いていたのかな・・・その訳を訊いても、良いのだろうか? それとも、見せたくない事、なのだろうか?
思いを言葉に昇華する事が出来ずに、だたただ濡れた頬を見ていると、彼は側まで来て、音の事について訊いてきた。
・・・床に転がっているのを見たんだから、解かると思うけど。落ちただけで、大した事でもないし。
 なんでも、ない
と何時ものように答えた。それはきっと間違えた答えで、この言葉は彼をとても悲しませる。
他に言葉を知っていれば、もう少し違った答えがあるのかもしれない。
それをずっと、探している気がするのに、ずっと見つけられないでいる。
彼は瞳を曇らせると、そうか・・・とだけ呟いて、背を向けた。
 あ・・・
如何しても涙が気になって、起き上がろうと咄嗟についた手は、再び床に吸い寄せられる。
   ・・・紐が見える気がする
思った時には、床と顔が仲良しになっていた。
今日は、きっと、多分、落ちる日なんだ・・・と、座り込んで床を見つめながら思っていると彼の視線を感じて、顔を上げた。
驚いているのか、困っているのか、微妙な表情をしている彼の頬は、まだ微かに濡れていて、それに手を伸ばした。

伸ばすだけの手は、とどかない

その手を見つめたまま、彼は動かない。
だから・・・名前を呼んでみようと思ったけど、それには躊躇いが混じって、ちゃんとした声にはならなかった。
それでも彼は手を取ってくれて、届いた事が少し嬉しかった。

伸ばしあって、やっと・・・とどく

繋がった手の感触を確かめる。
自分を何度も助けてくれた、この手の感触を。
とても温かくて、とても優しいこの手の感触を。

彼は膝をつき、目線を近い位置に落してくれた。
繋がった手を解いて、それを濡れている頬にそっと重ねる。
 涙・・・
彼ははっとしたような表情を見せる。
言われるまで、自分の頬が濡れていた事に、気が付いていないようだった。
 痛い? 苦しい? さびしい?
それはきっと、どれも正解なのだろう。だから、彼は心を深くに静めて、その顔から色を消していく。
とても上手に、その心を隠してしまう。
どんなに耳をすませても、隠された彼の心からだけは、何も聞えてこない。
けれど、隠そうとしている事まで聞く必要はない。
心の中で思っているだけの事を見るのは、とてもひどい事で、とても・・・痛いもの。
でも、全てを隠されてしまったら見えるものもなくなってしまう。
色が消えた彼の瞳から涙が零れ落ち、それを指ですくった。
零れた欠片から、悲しい気持ちが微かに聞えてくるような気がする。
それでも、その唇から何かが伝えられる事はない。
何もないなら・・・それでもかまわない。
でも、もしも何かあるのなら、それは見せてくれないと、聞かせてくれないと、自分には気がつくことが出来ない。
 ・・・だから、言ってくれないと何も分からない
言って気がつく、何も言わないのは自分も同じ。
そう・・・言わなければ伝わらない。
伝えたい事もあった気がするのに、それがどんな事だったのか・・・記憶が絡み合ってよくわからない。
 ここに、いる・・・よな。
まだ彼の温かさと悲しみの残る手を、彼は再び掴んだ。
そして言葉を零す。それは微かに震えていた。
その震える言葉の意味がよく解からなくて、思わず首を傾げる。

      ここに、いる?
      ここ・・・
      うん、たぶん、きっと・・・ここにいる。
      だって、ここをえらんだから、ここにいる。
      かえるばしょは、ここだから・・・

ここにいるから、頷いた。その答えに、彼の瞳が悲しみではない色に染まった。
もうずっと見ていなかった気がする、やさしい顔。
なんだか、内側から温かくなる様な気がした。

それは昨日とは違う、小さくて大きな変化。
この世界の中では、とても些細な事かも知れない。

でも、それだけど・・・
[ 2007/09/27 20:18 ] 歪んだ呟きマイナス |
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